
「夢はかなう」。
28年目にして職場復帰を果たした池田さんは涙をにじませ言葉を詰まらせた。
2007年3月1日、78年末の反組合差別反合理化闘争(反マル生闘争)への参加を理由に赤羽郵便局を解雇された池田さんが28年ぶりに職場に戻る日、寒風吹きすさぶ早朝の行動にもかかわらず多くの支援者が駆けつけた。
フランスのSUD-PTT労組のエルワン・ケレンさんは「フランスの仲間とともに祝いたい。すべての労働者の勝利だ」と喜びの連帯挨拶。
つぎつぎに4.28闘争(解雇されたのが79年4月28日にちなんで付けられた)の支援の仲間からの連帯と喜びの挨拶。その間にも赤羽郵便局を出入りする職員。勝利のちらしをつぎつぎ受け取っていく。
前日に行われたattac運営委員会で参加を確認した電通労組の仲間も連帯の挨拶。
大崎郵便局を解雇された免職者の方も「闘いを続ける」と挨拶。
8時20分、「これから職場に戻ります」と満面の笑みと決意を込めて池田さんが挨拶。民営化に向けて労働強化がすすむ郵便局のなかで取り組むべき課題は山積している。
池田さんは、労働組合の枠を超えてつくる郵便屋さんの雑誌、『伝送便』の編集長を長年務めてきた。そのネットワークを生かし今後も幅広い活動が期待される。
労働条件の悪化、ゆうメイト差別、組合差別などなど。「若い仲間とともに働きながら取り組みたい」。そう語った池田さんは、これまで管理者がガードして立ち入りを拒否してきた赤羽郵便局の局舎の中に入っていった。
支援者はその後も赤羽郵便局入り口で支援の集まりをもった。
ビデオプレス/レイバーネットの取材も来ていたのですぐに画像/映像がウェブにもUPされるだろう。
「たたかえば勝てる。夢はかなう」を実現した元気いっぱいな郵便屋さんが地域を駆け回る。
●解雇撤回確定の情報(web伝送便)
●4.28闘争とは(web伝送便)
●レイバーネット
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