
香港の民主派のナショナルセンターの香港職工会聯盟(HKCTU)が、3/25~3/31までの期間の国際アクション・ウィークを呼びかけています。詳細は下記のHKCTUの呼びかけをご覧ください。
国際的に呼びかけられているのは、中国大使館や領事館あるいは公共空間で、支援や抗議のパネルをもってアクションをして、その写真をHKCTUに送る、というものです。まあ、万国の労働者、団結せよ、ということでしょうか。
ごく最近でも、2019年1月20日に深センの警察が春風労働争議サービスセンターの張治儒さん、労働運動活動家の呉貴軍さん、簡輝さん、宋佳慧さん、何遠程さんの5人が拘束され、呉貴軍さんが2月26日に「多衆集合社会秩序騒乱罪」という日本の戦前のような容疑で正式に逮捕されています。2015年に拘束された5人の中国人フェミニストの一人、鄭楚然さんのパートナーで塵肺労働者の支援などを続けてきた危志立さんも3/20未明に警察に連行されたまま行方が分かっていません。また「赤色参考」という毛左派のウェブサイトのメンバーの柴暁明さんも3/21に国家政権転覆罪の容疑で「指定住所による監視」、つまり監禁状態に置かれているという通知書が南京市国家安全局から届いたようです。昨年来からの一連の弾圧は、今後も続くようです。
ということで、国際アクション・ウィーク、日本でも可能な方はぜひ。
★東京では、3月29日(金)19:00から神田淡路町にあるattac首都圏の事務所で、この問題についてのミニ学習会&参加者でいっしょに写真を撮るフォトアクションを行います。小さな事務所なので参加可能な方は、wen_zhao1917@yahoo.co.jpまでご一報ください。
もちろん各自のアクションも熱烈歓迎です。中国大使館だけでなく、運動の場面や日本と分かるような場所での写真もいいかも。
とりあえずHKCTUのサイトにUPされていた中国語/英語のパネルを合わせたPDFファイルを作ってみました。必要な方はこちらのギガファイル便(http://pr6.space/0/hkctu201903)からDLできますのでコンビニなどで拡大プリントアウトして使ってください。
以下、HKCTUからの呼びかけです。
原文はこちら
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中国政府による弾圧と刑事拘留された中国の労働者と
労働運動活動家、支援者に対する支援の訴え
香港職工会聯盟は、中国政府によって弾圧され刑事拘留された中国の労働者と労働運動活動家とその支援者に対して、各界の人々が支援することをここに訴えるものです。
2018年夏、深圳の機械溶接設備工場の佳士科技有限公司が、労働組合の結成を準備していた労働者らを解雇しました。解雇された労働者らは、そののち当局によって「多衆集合社会秩序騒乱罪」の容疑で逮捕されました。現在までに、40名余りが刑事拘留されています。拘留されているのは労働者代表、学生支援者、地域および労働関係のNGOスタッフなどで、その多くが弁護士や家族との連絡もついていません。労働者らは結社と組織化の自由という基本的権利を行使したことで当局に刑事拘留されましたが、これは中国政府が恣意的に労働運動活アクティビストを拘束する人権違反の動かぬ証拠です。
香港職工会聯盟(HKCTU)はいくつかの労働団体と一緒に、中国政府に対して逮捕した労働運動活動家をすぐに釈放することを求めるグローバルアクションを呼びかけています。以下のような行動での支援を期待します。
1、署名:Labourstartのウェブ上での署名(日本語サイト)
https://www.labourstartcampaigns.net/show_campaign.cgi?c=4087
2、中国政府のメールアドレス(premier@mail.gov.cn)に、労働運動活動家の釈放を求める書簡を送る。こちら(wordファイル、中国語)に書簡の見本がありますので参考にしてください。
3、海外からの支援:2019年3月25日から3月31日までの国際アクション・ウィークに参加する。中国大使/領事館前で逮捕された労働者、労働アクティビスト、支持者の釈放を訴え、あるいは公共スペースで支援/抗議の写真を撮り、その写真を私たちに送る。
4、香港での行動:HKCTUの支援行動に参加する。
日時:2019年3月26日午前11時
場所︰西区警察署前から中国政府連絡事務所まで
みなさんの支援は非常に重要です。わたしたちは全ての仲間が解放されるまでたたかい続けます。
今後も逮捕された仲間や中国労働運動の状況を知りたい方は、当会のウェブサイト(hkctu.org.hk)を閲覧してください。アクションの写真や資料はhkctu@hkctu.org.hkまで送ってください。
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