安全装置の外れた引き金--「景気回復 戦後3位 アベノミクスで52カ月」

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「景気回復 戦後3位」「アベノミクスで52カ月」

日経新聞の一面トップで見出しが大きく踊っています。

一面トップに復興妨害大臣の逆切れ発言に抗議する避難者の写真を掲載した東京新聞とはえらい違いです。

アベノミクスの52ヶ月間とは、安倍政権発足後の2013年1月から現在の2017年3月までの52カ月だそうです。ほぼ日銀緩和と重なります。

アベノミクスがはじまって少し後に、どこかの会議で「もしかしたらこの景気回復は長期化するかもしれないですが…」といった記憶があります。当時はアベノミクスは半年で崩壊する、というようなことが言われていた時だったのですが。

では戦後最長の景気回復はいつだったのか、というと

2002年1月から2008年2月までの73カ月
つまり小泉政権からリーマンショックの直前までの新自由主義の時期です。バブルによって膨れ上がり、そしてつぶれた。

戦後2番目の景気回復は、1965年11月から1970年7月の57か月間
つまり高度経済成長の時期ですが、これもブレトンウッズ体制崩壊という国際金融の肥大化にブレトンウッズ体制が対応できなくなったことによって崩壊しました。

では、アベノミクスの52ヶ月間に追い抜かれて戦後4番目の期間となった景気回復期間はなんだったのかというと、1986年12月から1991年2月までの51ヶ月間でした。これも言うまでもなくバブルによってふくれあがり、そしてつぶれた。

戦後高度成長はそれなりの成長率がともなう景気回復だったのかもしれませんが、バブル以降は成長率の伴わない(成長率そのものの是非は置くとして)ものだったのかと思います。

総会議案でもちょっと書きましたが、グローバル金融資本主義の時代は、つねに安全装置は外されており、事あるごとに危機のトリガー(引き金)に指がかかっている状態ですし、自然環境や気候に対してはずっと実弾を放ちつづけています。

「銃口を将軍に向けよ」という国際主義の歌の精神は、いまだ役割を終えていません。
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