
写真はInitium Media 端傳媒のfacebookから
(以下は2016年9月8日にattacのMLに流したメールと朱凱迪さんの発言の粗訳です)
[attac_ml:6278] 香港:民主自決派が暴力的脅迫に屈しないと記者会見
2016/9/8, Thu
民主自決派として当選を果たした社会アクティビスト、朱凱迪さんは、選挙期間中からさまざまな圧力、脅迫を受けてきましたが、当選後、家族にまで被害が及ぶ恐れがあるなど、危険性がさらに強まったとして、警察に対して適切に対処することを求める記者会見を先ほど、警察総部のまえで行いました。
プレスリリース(中英)はこちら
https://www.facebook.com/dickpatheung/photos/a.203826656349933.49033.201155333283732/1111040535628536/?type=3
記者会見には、民主自決派の議員、羅冠聡さんと劉小麗さん、梁国雄さんらも駆けつけました。
その時の模様はこちら。
https://www.facebook.com/standnewshk/photos/a.720050934747196.1073741828.710476795704610/1067920389960247/?type=3&theater
朱さんは安全のため、当選後、毎日、違うところで寝起きをしています。
朱さんは、香港郊外の巨大開発で大きな利権を持っている郷議局(地方議会)の改革を訴えてきました。郷議局および地元議員の多くは利権と癒着しており、かつてはイギリス植民地政府、そして現在では中国政府に忠実な議員の吹き溜まりです(当然、派閥争いもある:9/9追記)。
[attac_ml:6279] Re:香港:民主自決派が暴力的脅迫に屈しないと記者会見
2016/9/8, Thu
プレスリリースは英語もあるので、そのうち翻訳するとして、とりあえずは、警察本部前での記者会見での発言をざっとやくしてみました。
発言のテキストはこちらから。
https://www.facebook.com/dickpatheung/videos/1111014978964425/
英語のテキストはこちら
https://www.facebook.com/notes/%E5%85%AB%E9%84%89%E6%9C%B1%E5%87%B1%E5%BB%B8-chu-hoi-dick/speech-of-eddie-chu-hoi-dick-under-death-threat/1111205372278719
===(以下、粗訳)====
9月5日早朝、当選の宣言の直前ですが、みなさんにこう伝えました。選挙の前日と選挙期間中に、誰かが私と私の支援者を襲撃しようとしているという情報がある、と。
9月4日、二台の車が私の家から元朗まで後ろをつけてきました。新界西選挙区で当選を果たしてからのこの2-3日のあいだ、この種の暴力的脅迫はますます深刻になっており、私の命と家族の安全を脅かすまでになりました。
脅迫がかなり深刻になってきたことから、本日、わたしは警察総部に来て、私が受け取った情報および資料など、私が知っていることのすべてを警察に伝え、私と支援者の安全確保のために対応を取るように要請したいと思います。
このような脅威を実感した9月4日から、私と私の家族は家で寝泊りをしていません。家があるのに帰れないということです。わたしは香港では言論と意見表目の自由があるとまだ信じています。しかし新界西選挙区で84121票を獲得して当選した立法議員が、家に帰ることもできない、その政治主張から命の危険に脅かされています。わたしたちの社会に法治がまったくなくなってしまったとも言えます。すべての香港市民が危険を感じ取っており、有権者は怒り心頭です。
わたしはいま警備会社に対応を求めているところですが、このような状況でみずからと家族の安全を守るために何ができるかを考えています。本日、警察が真摯に、そして詳細にこの一連の事件を調査してくれるよう望みます。そのため、いまここでは具体的な人名や時間などを皆さんにお知らせることはできませんが、言える事は、これらの脅迫の危険性はきわめて切迫しており、すぐそこまで迫っているということであり、タイムリミットもすぐそこだということです。
私たちはすでにプレスリリースを盧偉聡・警務処処長[警視庁警視総監]、黎棟國・保安局局長[治安、出入国、刑務所などを統括する政府部門]、梁振英・行政長官に送っています。わたしたちは、香港の治安に責任を持つこれらの人々が、真剣に事件に対処すると考えています。
羅冠聡くん、小麗先生、毛さん[梁国雄]、司馬文さんら、当落議員の皆さんが私を支援してくれていることに感謝します。暴力政治という風潮が蔓延することに抵抗しているわたしや友人の皆さんも同じような状況に直面しています。すべての友人、みなさんに感謝します。わたしは一人ではない、絶対に一人ではありません。私は香港に良心があると信じています。私たちは決して暴力政治をゆるしません。これから、弁護士と一緒に、警察に事情を伝えに行ってきます。
(記者の質問と答えは省略)
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