朝焼けがきれいでした。

今日は名護市の北にある本部(もとぶ)からフェリーで30分のところにある伊江島に行ってきました。

伊江港から車で5分ほどのところに「わびあいの里」があります。出迎えてくれたのは金城実さん作の鬼面。

まずは敷地内にあるヌチドゥタカラの家(反戦平和資料館)を見学。

沖縄戦で日本軍の犠牲にされた住民の遺品、米軍に占領された農地を取り戻す阿波根昌鴻さんら伊江島の農民たちの闘い、全国からの支援の檄布など、ボランティアスタッフの大畑豊さんの丁寧な解説で、よくわかりました。
展示の中には「米軍と話すときの心得」というのがあり「この不幸な土地問題(米軍の農地占領)が起きたのは、日本が仕掛けた戦争の結果であり、我々にもその責任があることを忘れず、米国民を不幸にするようなことは、つつしむこと。」とありました。

その後、阿波根さんの遺志を継いで平和を訴え続ける謝花悦子さんの話を聞きました。阿波根さんや伊江島住民の闘いを伝えるとともに、安倍政治への痛烈な批判を語っていました。そして何よりも「オール沖縄」として1月22日投開票の宜野湾市長選での勝利を訴えるとともに、ヤマトにおける安倍政権に対するたたかいが大変重要だとも。頭が下がります。

つづいて大畑さんの案内で島内巡りです。島の西側の1/3がいまも米軍訓練施設に占拠された状態。わびあいの里ができるまで運動の拠点として利用されていた団結道場に向かいました。米軍射爆場のすぐそばにそびえたつ団結道場。

島内を回るバスのバス停も「団結道場前」と。

日曜日で訓練もなかったのか、開けっ放しで誰もいなかった訓練施設のゲート。

米軍が侵攻してきたときに多くの島民が隠れた「ニャティヤ洞」(千人洞)。

島の北側の断崖絶壁の「湧出」(わじぃー)。崖から真水が湧き出ており、水資源に乏しい島の貴重な水源となっているそうです。米軍が侵攻してきたときには多くの島民がこの崖から身を投げたといいます。

伊江島のシンボル、城山(ぐすくやま)、通称タッチュー。

急な石段を15分上ると、伊江島を360度見渡せるパノラマ展望。大畑さんの解説によると、米軍と日本軍の間で激しい攻防が展開されたとのこと。

米軍の攻撃でボロボロになった当時のそのままを残す公益質屋。

沖縄戦で亡くなった住民を慰霊する「芳魂之塔」で大畑さんの説明を聞く。

帰りのフェリー船内のポスター。平和の期待に応えてほしい。

明日は早朝から辺野古へ!
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