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二つの日本民族

一か月以上、バタバタと忙しく更新してませんでした。

以下は、9月14日の早朝に会員MLに投稿したものです。
これからいくつかのメールを転載する予定です。

たしかこの日の夕方、国会正門前はデモ隊に解放されたんでしたよね。

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[attac_ml:5471] 安倍政権の存立危機事態をつくりだそう
2015/9/14, Mon 05:54


こんにちは。いながきです。

12日の辺野古に基地をつくるな国会包囲行動、おつかれさまでした。

久々に好天の下に行われた国会行動でしたが、残念なことに当日の早朝から、政府は工事再開に向けて挑発的な作業開始を強行。ほんとうにひどい話です。

どこまで沖縄の人びとの神経を逆なでするのか、と思います。

戦争法案まっしぐらの資本家政府にとっては、そんなことはどうでもいいのでしょうか。

戦争法案は来週にも山場を迎えます。

戦争法案に反対する運動の側も気合を入れる必要がありますね。14日からの行動の予定を、総がかり行動のウェブサイトでご確認ください。

本日、14日には国会正門前での最大規模の抗議行動が予定されています。

日中は13時から座り込み。attacも途中からですが、Sさんが%旗をもってがんばって参加してくれる予定です。連日の国会行動への参加、お疲れ様です!

夜は18時30分から国会正門前に集まります。通常は1時間ほどの抗議行動なのですが、今日はそれくらいでは終わらないでしょう。仕事が終わってからでも構いません、ぜひ駆けつけてください。

あす以降も連日、国会正門前では座り込みや抗議行動が行われます。ぼくも18:30からの行動にはできる限り参加する予定です。

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テレビでは、連日のように与野党の党首級の討論会が放送されています。

与野党関係なく「我が国の存立危機」と真顔で言っていることが、おかしくて笑ってしまいます。

与党が「我が国」と言うのには納得できますが、野党、とくに労働者や農民、あるいは市民などに依拠する政党が「我が国」というのには、とほほ、という感じです。

資本家政党にとって、あるいは資本家政府にとって、今の日本は「我が国」であり、そのような「我が国が存立の危機にある」と吹聴して、実際にはグローバルに展開する資本家の利益が存立の危機にあるときに、労働者や農民の子ども達を戦争に駆り出す。そして駆り出された先では同じように労働者や農民の子どもたちに銃を向ける。僕はこれが戦争法案だと思っています。

「国民なめるな」という運動のスローガン対して、当然ながら日本社会に暮らすマイノリティから疑問の声がでていますが、僕はそれだけでなく、この国には二つの国民あるいは二つの民族がいると思っています。戦争法案はその一方の側の「国民」の安全と資産を守るための法律です。

そんな戦争法案に賛成する理由は何もありません。資本家の「我が国」が存立の危機にあることは、むしろ大歓迎。しかし、その危機を作り出すのは、資本家政府による周辺国への挑発によってではなく、その搾取と抑圧の支配のもとにくるしむ労働者や農民の子ども達、あるいは日本民族に抑圧されている沖縄の人たちの抵抗によって、存立の危機をつくりだすことこそが、もう一つの世界につながる道になるだろうと思っています。

たしかに戦争法案に反対する運動にとって、今週は「最後の決戦」かもしれませんが、それは運動の終わりではなく、継続、あるいは始まりにすぎません。

今週はきっとこんな歌が似合う国会前になるでしょう。

安倍政権の存立危機事態をつくりだそう。
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