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『戦場ぬ止み』を観に行こう!そして辺野古に行こう!

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7月25日にattac首都圏の会員MLに投稿したメールです。

その後、新基地建設工事にむけた作業を一か月中断することが発表されています。自民党の危機感の表れですが、この一か月の間に、政府と県は「集中協議」をするようですが、菅官房長官は「普天間の危険除去と辺野古移設、負担軽減策をもう一度しっかり説明したい」と表明していることから、なにも変りない、と考えるのは早計で、何かしらの策動が水面下で進む可能性もあるでしょう。大衆運動による、辺野古沖、大浦湾での水面上で、そしてシュワブ・ゲート前でのさらなる追撃とともに、この問題を沖縄の人々の自己決定権の問題として、全国に広げていくことがヤマトの人たちの責務かとおもいます。

ポレポレ東中野での上映は8月末まで延長公開されています。
まだの方は是非お早目に!

『戦場ぬ止み』を観に行こう!
そして辺野古に行こう!

以下、メールの転載。

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[attac_ml:5355] 上映中の映画『戦場ぬ止み』を観てください
2015/7/25, Sat 17:28

こんにちは。ながくなるので最初に結論。

まだ観てない人は、とにかく時間をみつけて『戦場ぬ止み』を観に行ってください。東京・ポレポレ東中野では確定は8月1日まで(以降未定)です!

『戦場ぬ止み』公式サイト

ポレポレ東中野

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さっき『戦場ぬ止み』(いくさばぬとぅどぅみ)観てきました。沖縄・辺野古での基地建設をめぐる人々を追ったドキュメントで、2014年から今年初めにかけての攻防を最前線でとらえた内容です。

沖縄戦を生き抜いた島袋弘子さんやシュワブゲート前の山城博治さん、大浦湾側の瀬嵩の渡具友知さん一家、カヌー隊の弘文さん、抗議船船長の由里さんや和成さんら、基地建設反対派の人びとのひととなりに迫るだけでなく、防衛施設局に協力して漁船を出す「反反対派」の仲村さんにもぐっと迫ってその人となりを描き出しています。

抗議船船長と沖縄出身の海保職員とのちょっとしたやり取りなども、この問題が沖縄という戦後の占領・植民地体制にあることをうかがわせます。

翁長知事選勝利、総選挙でのオール沖縄勝利も収められています。もちろん、そのような沖縄民衆の総意(基地建設に協力している人たちの意見をどう聞いても「賛成」ではありません。当たり前ですが)にもかかわらず、日本政府が基地建設を強硬しようとしていること、そしてそれに対してもしっかりと抵抗していることも描いています。

戦争の悲惨さ、非暴力不服従の闘い、仲間をまもる大衆運動など、いろいろと学ぶことなども多いですが、辺野古テント、ゲート前座り込み、カヌーや抗議船の行動が、日米政府のもくろみを止めていることが改めてよく分かる秀作です・・・というよりも辺野古に行ったことのある人もない人も含めて、沖縄以外の人たちが観るべき作品だと思いました。

この映画の中で、ゲート前で工事車両を止めるために座り込んでごぼう抜きされたり、サンゴのうえにトンブロックを落とす台船を海上から見つめながら、「どうやったらとめられるんだろうね」「とめられないかもしれないけど」と語るシーンが何度か出てきます。日米両政府の狙いは「あきらめさせる」ことにあるのだな、と思いました。そして勝利するには「あきらめないこと」が何よりも大切だなと思いました。

完全に止めることはできていなくても、工事の歩みを遅らせる闘いに途切れることなく人々が参加していることが「あきらめないこと」の証だとおもいます。

東京をはじめ日本各地でこの映画が上映されて、たくさんの人に観てもらいたいと思います。このたたかいのなかに、安倍政権の戦争法案が目指そうとする未来に反対するたたかいの一つがあると思います。

情けないことに日本のメディアは、中国がフィリピンやインドネシアなどともめている海域に基地建設を進めることを懸念する報道ばかりが目立ちます(直近では日中中間線の油田基地ですが)。もちろんそのような海域における基地建設は言うまでもなく軍事的な抑止力(あるいは領土的パフォーマンス)の意味あいがあることは当然ですが、辺野古でも同じように「抑止力」のために外国軍の基地建設を進めようとしていることに対しては、ごく一部のマスコミを除いて、まともに取り上げようとはしません。

「抑止力」と「抑止力」のぶつかり合いはいずれ抑止がきかなくなり「力」と「力」のぶつかり合いになります。ぼくはどちらの「力」にも賛成できません。まったく違う「力」が必要だと思います。そのような「力」を描いているのがこの『戦場ぬ止み』だと思います。

強権的な政府や軍事的挑発の策動に対して、民衆が声を挙げ立ち上がる(映画では座り込んでますが)ことができるという「力」こそが、日本やアジアの人々が直面する困難を切り開く「力」にもなると思います。

ポレポレ東中野にいこう。沖縄・辺野古に行こう。

9月12日は辺野古に基地を作るな国会包囲に参加しよう。
 
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