
「ギリシャ支援」の大半は、独仏およびギリシャの銀行資本への支援。
さらに詳しくはattacオーストリアのこちらのサイトへ。
以下、attac首都圏の会員MLに投稿したメールです。
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[attac_ml:5344] Re:♪知らない間にカネあげて 知らない間にカネ取って~ギリシャ債務監査予備報告
2015/7/22
「知らない間」といえば、今日の日経新聞朝刊の2面「迫真」は「綱渡りのギリシャ」と題する連載の「その1」。
国民投票前にチプラスがトロイカに対して、緊縮を受け入れるという秘密書簡を送っていたことを書いています。
ギリシャの人々の知らない間にカネ返す(緊縮受け入れる)ことに同意していたわけです。
これを読めば、国民投票で6割ものギリシャの人々がOXIを投じたにもかかわらず、チプラスが緊縮案を受け入れたことにも合点がいきます。
もちろん日経新聞ですので、ドイツなど「知らない間にカネとって」の側の問題点には全く触れられていませんし(メルケルがギリシャに対して異常なほど強硬である理由が対ドイツ国民=本当はドイツブルジョアジーですが=に対するメッセージであることには触れています)、国民投票におけるOXI勝利の意味(今から振り返るとシリザ主流派の敗北です)にも触れていませんが、知らないことだったので勉強になりました。もちろんギリシャの活動家や海外のニュースでは常識のことなのかもしれませんが。
その2以降も、見ものでしょうか。
じつはこの日経新聞の「迫真」シリーズ、いつも「その1」はけっこう読ませる内容なのですが、その2以降はくだらないことが多いです。
6月初めには「中国ビジネス変調」と題して、日系企業が中国でたいへんだというルポ。「その1」は中国でアパレル生産をする日系企業の担当者の夜逃げ同然の逃避行とともに、突如工場を閉鎖したシチズン広州工場の労働者も被害者として登場していたので、期待したのですが、その2、その3と進むにつれて、騙す中国側パートナーとのビジネスを展開する日系企業が犠牲者である内容になるという内容で(ちょっと上品な嫌中記事という感じ)、やや呆れたので紹介もしませんでした。
「中国ビジネス変調」のその1はこれです。
http://zembeer.tumblr.com/post/120481679002
その2以降は図書館などで探してみてください。
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