首都圏会員MLに投稿したメールです。
=============
[attac_ml:5339] ♪知らない間にカネあげて 知らない間にカネ取って~ギリシャ債務監査予備報告
2015/7/21
こんにちは。エノケンが1954年に歌った「これが自由というものか」(作詞・作曲:三木鶏郎)という歌があります。
まるで原発事故、秘密法、戦争法案がつづく安倍政権を歌っているかのようです(沖縄への言及がないですが)。
◎これが自由というものか(歌詞付)
https://www.youtube.com/watch?v=NCc2EgOvhwk
タイトルも「これが自公というものか」に変えてもおかしくないくらい。
で、僕的にはこの歌詞の中の次の一節が気になりますね。
「知らない間に金上げて 知らない間に金取って」
なんだかギリシャだなー、と。
ということで、ギリシャ議会に設置された「債務の真実委員会」の予備報告書(62頁)を、第三世界債務帳消し委員会(CADTM)のサイトからダウンロードしてみました。
◎Preliminary Report of the Truth Committee on Public Debt
http://cadtm.org/Preliminary-Report-of-the-Truth
これは英語版ですが、ギリシャや仏語など各国語版もあるようです。
カラーで図表などもあって、南北債務問題に着目してきた人たちにはわかりやすいと思います。
とはいっても僕は読めないので内容はわかりませんが、がんばって目次だけを見てみると、どこかで見たことあるなー、と思ったら、2007年に翻訳発行したエクアドル債務監査報告書の予備レポート(?)によく似ている。おなじ人たちがつくったから似ているのは当然ですが。
◎エクアドルの不当な債務を帳消しに!資料集発売
http://attaction.seesaa.net/article/77300886.html
エクアドルの場合は一国だけでしたが、ギリシャの場合はユーロを通じて大変に入り組んだ構造。
しかし債務のあり方はエノケンの歌う「知らない間に金上げて 知らない間に金取って」と全く同じであることがよくわかります。
新自由主義グローバリゼーションを支える構造のひとつである債務問題ですが、このギリシャ債務監査予備報告書も勉強したいと思います。
また会員の方からは、2011年暮れにギリシャがらみでフランスでも発生した公的債務問題について、反資本主義新党の機関誌に掲載された「公的債務6問6答」というレポートで学習会をしないかという提案もいただいています。すこし前のレポートですが、構造自体は同じであり、勝手に貸す側の内部における公的債務問題を、オルタグローバリゼーションの立場から学ぶことのできる勧めのレポートです。
その他、CADTMのギリシャ関係文書はこちら
http://cadtm.org/Greece,613
スポンサーサイト