
ユニクロは最後まで社会的責任を果たしてください!
中国のスト労働者を応援する署名とフォト・アクションを日本各地から送ろう
あなたが着ているユニクロ製品をつくったかもしれない中国の縫製工のみなさんがたいへんなことに。多くの皆さんの関心と支援を。
お手頃価格のおしゃれなファッションとして世界で展開するユニクロ製品の7割は中国の委託工場で生産されています。その一つ、中国深センの慶盛服務皮具廠(以下、慶盛廠)では団体交渉を求める労働者たちが工場に泊まり込んでのストライキを続けています。
ストを続ける労働者たちの要求は極めて正当です。工場移転で労働契約を解除するに当たっては、法律で保障された解雇補償金を支払うこと、違法な社会保険未加入の問題を解決すること、移転に伴う配置転換について労働者の意向を尊重すること、そしてこれらの問題を解決するために団体交渉を行うこと、などです。しかし会社側は一か月以上にわたってその訴えを無視するだけでなく、ミシンなど生産設備を運び出して既成事実を積み重ねる一方、法的問題は解決されたという嘘の声明を発表しています。もちろんこのような嘘の声明は委託元であるユニクロなどブランド・メーカーに向けてのパフォーマンスにすぎません。
ユニクロにしても旺盛な消費需要をまかなう他の委託先さえみつかれば、この工場とのパートナー契約を破棄すれば済むと考えているのかもしれません。しかしそのようなビジネスモデルが社会的責任の名に値するとは思えません。今回の争議は雇用(解雇)コスト圧縮のために、数年前から経営側が書面上で雇用主を変更するなどの準備を進めてきた上で強行された工場移転と解雇であり、この脱法的な雇用コストの圧縮モデルは中国全土で蔓延しています。ユニクロ製品の7割はこのような労働環境で生産されており、そのことを誰よりも深く理解しているのは委託元のブランド企業です。
不公正な扱いに立ち上がった中国のスト労働者を支援する国際的な世論は、委託元であるユニクロが最後まで責任を果たすべきだと訴えています。素早い(ファースト)小売業(リテイリング)を社名に掲げるユニクロの親会社ファースト・リテイリングは、長年ユニクロ製品をつくってきた労働者の訴えに真摯に耳を傾けるとともに、素早い行動をとるべきである。
★ ユニクロに解決を促す国際ウェブ署名に参加しよう(団体)
ユニクロに対して、委託元の社会的責任を果たすことを求める国際署名が呼びかけられています。ウェブから団体署名ができるようになっています。たくさんの日本の団体が署名していただけると、日中をはじめ東アジアの労働者の国際連帯のひとつの好例になるのではないか、と思います。
ユニクロへの要請事項は3点です。
1、早急に経営側と労働者代表の対等な団体交渉が行われるよう促してください。
2、法的に保障されている解雇補償金および未払いの社会保険料などの支払いをすぐに確約させてください。
3、逮捕されている呉偉華さんの無罪釈放に協力してください。
署名はこちらのサイトから。
団体名、地域・国、連絡メアド、メッセージ。日本語OK。 英語名がある団体は英語も併記すると尚可
★ フォト・アピールに日本からも参加しよう(団体・個人)
ユニクロの社会的責任を追及し、スト労働者を支援するグローバル・フォト・アクションも呼びかけられています。フォト・アクションへの参加は簡単です。下記アドレスよりメッセージ画像をダウンロードして拡大印刷したものを、お近くのユニクロ店舗の前で掲げて写真を撮り、こちらのアドレス(artigaslaborers@gmail.com)まで送るだけ。メールの件名やメッセージに「Japan,Tokyo,Ginza」などと入れるといいかも。近くに店舗がない場合も、パソコンの画面などにユニクロのロゴを映し出すなどして写真を撮ることも可能でしょう。この写真は労働者をの闘争を応援するfacebook(下記)に掲載されます。
メッセージが書かれたパネルは日本語/中国語/英語があります。 右クリックで保存→プリントアウトしてください。
※A3サイズに拡大印刷などすればより効果的です。
こんな感じでアルバムにUPされます。
慶盛廠の労働者に関するさまざまな情報(中・英)は以下のfacebookから。
全球聲援慶盛工友/Global Solidarity action to support Artigas workers
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