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[attac_ml:5260] ギリシャ(その1)対ギリシャ債権の放棄を
2015/6/26, Fri 13:36
最近は忙しくて、attac的な話題を流せていません。
ですが、やっぱり流しておきます。
日経新聞では、ギリシャ関連の記事が毎日のように「協議」とか「支援」とかの見出しででていますが、「協議」じゃないよね?とか「支援」じゃないよね?とか思いながら読んでます。
で、いよいよ日本のオルタグローバリゼーションが具体的にギリシャの人々を支援できる感じのニュースが、昨日の日経新聞に。
1995年に発行したギリシャ20年物国債が7月14日に償還期限。200億円で5.8%の表面利率だそうです。きっともうどっかのファンドが買い占めてる可能性もありますけど、「日本の機関投資家はサムライらしく債権放棄でギリシャの人々を支援しよう」とかどうです?
日経記事でも「仮にこのサムライ債が債務不履行(デフォルト)になっても、世界の市場が大きく混乱する可能性は低い。」といってるし。まあこれは安心させるための文句でしょうけど。
記事では「『ギリシャ問題が混迷を深めれば、スペインやフランスといった重債務国への警戒感も再燃する』との指摘もあり、今後も国内の投資家には不安が残りそうだ。」
ともあるので、日本が債権放棄してギリシャを支援すれば、債権放棄の200億円+アルファなんて、世界金融の大混乱の再来にかかるコストにくらべたら、オスプレイ17機と関連装備の3900億円にくらべたら、辺野古の自然破壊と基地建設の1兆円にくらべたら、ハナクソみたいな金額ですよ、と訴えられます。
そもそも95年のギリシャ国債で集めた資金が何に使われたのかも問題。
全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の政権の時に発行されたみたいです。
がんばれギリシャ!
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以下、日経新聞2015/6/25朝刊13面の記事
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88490470V20C15A6EE8000/
ギリシャの円建て外債、7月期限 国内投資家も支援交渉注視
2015/6/25 1:05
ギリシャへの金融支援交渉が大詰めを迎えるなかで、国内の機関投資家も行方を注視している。ギリシャ政府が抱える債務返済案件のうち、民間向けで最も早く期限を迎えるのが、7月14日の円建て債券(サムライ債)の償還だからだ。
期限を迎えるのは、1995年に発行したギリシャの20年物国債。発行額200億円で、表面利率は年5.8%だった。当時は日本国債より高利回りのサムライ債の人気は高く、国内の投資家が積極的に購入した。
発行額がそれほど多くないため、仮にこのサムライ債が債務不履行(デフォルト)になっても、世界の市場が大きく混乱する可能性は低い。ただ「株式市場などに心理的な悪影響が広がる可能性はある」(みずほ証券の香月康伸シニアプライマリーアナリスト)。
ギリシャは96年1月と8月にも20年物国債のサムライ債を合計700億円発行している。今回の償還が順調でも、市場の懸念が今後蒸し返される可能性は消えない。「ギリシャ問題が混迷を深めれば、スペインやフランスといった重債務国への警戒感も再燃する」との指摘もあり、今後も国内の投資家には不安が残りそうだ。
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