トヨタ純利益1兆円台?(2013年5月9日)

2013年5月9日にattac首都圏の会員メーリングリストに投稿したものです。

 + + + + +

[attac_ml:3395] トヨタ純利益1兆円台?
2013年5月9日


今朝(2013年5月9日)日経新聞の一面に「トヨタ純利益1兆円台 今期、6年ぶり」「販売、初の1000万台へ」という記事がありました。

「トヨタ自動車は8日、2014年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比42%増の1兆3700億円になるとの見通しを発表した。1兆円台回復は08年3月期以来6年ぶり。」「円安効果だけで利益押し上げは4000億円になる」と。

ふーむ、と思って、ページをめくると3面にでかでかと「トヨタ、カイゼン1.3兆円」と大見出し。なるほどね。

記事を読んでいくと、やっぱり。

「まず着手したのが、運営コストの重い製造ラインの抜本的な見直しだ。必要性の薄い肯定をなくし、ラインの長さをほぼ半分に短縮した。これによりラインに必要な設備や人員が大幅に減り、固定費が絞り込まれた。新設ラインでは黒字を出すのに必要な生産台数が危機前の20万台からほぼ半減。」

つまり、製造における労働環境の悪化と安全衛生の切り縮めですね。それと人員削減。仮に労働生産性が倍になったのなら価格も半分にすればいいのだけど、そんなことはしない。かといって労働者に還元してるわけでもない、というより逆に搾取を強めている。典型的な独占企業の利潤確保のやり方です。

つづいて、こうあります。

「調達コストの削減効果も大きい。・・・『円高で厳しい。ご配慮いただきたい。』さらに調達担当役員などが取引先の部品メーカーを歴訪し、それまでを上回る毎年3%程度の値下げを要請して回った。」

下請けイジメですね。もちろん下請けメーカーはそのコストを労働者に転化する。しかし、1面の記事では「円安効果・・・4000億円」とあるのに、何を配慮せよというのか? 独占資本のゴーマンそのものです。

で、もうひとつ。

「08年董事、利益を出すのに必要な採算ラインである『損益分岐点台数』は『800万台をはるかに超えていた』(幹部)。だが、年平均で3000億円規模のカイゼン効果により、損益分岐点は大きく下がり、極端な円高にならない限り、『700万台程度でも黒字を出せる体質になった』(同社役員)」

年間700万台も売らないと黒字を出せない??? 
どえらい環境破壊企業ではないですか。

9面には豊田章男社長の記者会見の模様が報じられている。

「やっと前を向いていけるワクワク感を感じている」

生産や販売の現場は、ほんとうにワクワクしてるのか、はなはな疑問です。

回復した利益を何に振り向けるのか、という質問にはこう答えています。

「もっといいクルマづくりに投入する。」

ちゃんと税金払ってほしい。

あと、労働時間をカイゼンするとか、非正規労働者の待遇を大幅にカイゼンするとか、利益を出すために無理やり売って労働や環境に負荷をかけている経営方針をカイゼンするとかしてほしい。



スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する