
未曾有の金融危機のなか、人々の生活はますます厳しくなっています。こんなときこそ、不安定雇用をなくし、誰もが不安におびえることなく働き、生活することのできる、当たり前の賃金と労働条件をもとめる闘いだけが希望です。
昨年に続き、今年も郵便局で働く労働者でつくる郵政労働者ユニオンなどがストライキを構えて春闘をたたかっています。
Attacこうとうでも何度か郵政問題をとりあげてきました。郵政ユニオン中央本部は3月13日に「72時間前争議予告通知書」を郵政グループ本社に手渡し、ストライキを構えた闘争を全国的に準備するよう呼びかけています。同日の郵政労働者ユニオン中央闘争委員会ニュースは次のように全国的な陣形と春闘の課題を述べています。
08春闘では5地方10拠点でストライキを敢行しましたが、09春闘では地方を拡大、7地方10拠点を通告、文字どおり全国闘争で要求実現のための布陣をしきました。今春闘では新たに、東北・信越・東海が加わりました。共闘の地域の仲間ともども、09春闘のメインスローガン『反貧困・生活危機突破の09春闘を社会的連帯の強化で闘おう!』を掲げ、交渉では非正規社員の均等待遇、緊急雇用対策を柱に攻勢に打って出ましょう。
今回のストライキも昨年同様、非正規職員の処遇改善を前面に立ててたたかっています。郵政ユニオン新聞3月1日号に掲載されている郵政非正規職員の状況はまさにワーキングプアです。
郵政の職場では正社員数約23万4千人。非正規社員約20万4千人。非正規社員の割合は全体の46.5%。郵便事業会社においては正社員約9万8千人に対して非正規社員は約15万3千人と全体の61%を非正規社員が占めている。稲岡さんは「年収230万~250万円の労働者がワーキングプアと呼ばれている。郵政の職場で当てはめると、ほとんどの非正規社員に該当する。
もちろん「苦しい」「大変だ」と嘆いてばかりいるのではありません。郵政の非正規職員で作る「NPOゆうせい非正規労働センター」などの共催で昨年開かれた「第5回ゆうメイト全国交流会」では、「郵政“非正規レジスタンス”宣言」(PDF)という力強いアピールを発しています。
われわれは、労働組合の違いを乗り越え、非正規労働者の権利が前進するために協力と共同をひろげ前進するだろう。
“非正規レジスタンス”万歳!
“全国の郵政非正規雇用労働者、団結せよ”
東京では江東区の深川郵便局がストライキの拠点になっています。ここはattacこうとうでもよく使う郵便局です。朝からの行動に、地域からも連帯したいと思います。朝の7:30ごろから9時ごろまで、ストライキをを支援する行動にぜひ支援に駆けつけてください。
民営化やめろ!公共サービスは売り物ではない!
レジスタンス万歳!ストライキ万歳!
公共サービスを労働者・市民に取り戻そう!
ストライキを前に人生最後のたたかいを終えられた竹内淳さんを偲んで
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