
11・25 attacこうとう 下町会議
「外交」「援助」だけではない南アフリカとのつながりを求めて
おはなし 大友 深雪さん
日時 11月25日(火)18:30~20:30
場所 江東区産業会館 第三会議室 (地図)
交通 地下鉄東西線「東陽町」駅4番出口すぐ
費用 500円
主催 attacこうとう(http://attackoto.blog9.fc2.com/)
アフリカ大陸の最南端に位置する国、南アフリカ共和国。面積は日本の約3.2倍。豊かな自然と資源に恵まれています。南アでは1991年にアパルトヘイトが廃止され、94年に実施された選挙で、アフリカ民族会議(ANC)が与党になり、南ア共産党、南ア労働組合会議(COSATU)の連立政権が続いています。
アフリカ随一の経済大国である一方、総人口(4740万人)のうち、46.8%が一日2ドルの貧困ライン以下で生活しています。その多くは人口の80%を占めるアフリカ人(黒人)で、地方や都市周辺の旧黒人居住区に住んでいる人たちともいわれており、政治的アパルトヘイトは廃止されましたが、経済的アパルトヘイトとでも言えるような状態がつづいています。
8年に一度のG8サミット開催と5年に一度のアフリカ開発会議の開催が重なった今年、日本政府は、アフリカ支援の倍増、アフリカ向けの円借款を今後5年間で最大40億ドル供与することなどを発表しました。しかしそれはカネで国連常任理事国入りを買収し、日本企業のアフリカ市場への参入の後押しするような行為でしかないのではないかと思います。
そのような国益外交ではない、アフリカとのもうひとつの連帯は可能でしょうか。
今回のattacこうとうでは、長年アパルトヘイト政策反対の連帯活動に取り組みながら、南ア黒人の子どもたちの教育を支援する活動を続けてこられ、今年の5月に横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD IV)への対抗アクションでも活躍された大友深雪さんをお招きして、この8月に援助NGOの活動として訪問した南アフリカで見たこと、聞いたことをうかがいます。
援助先の実状、ANC政権に失望した女性の奮闘や若者の言い分、ソウェト地区で活動する社会運動活動家との交流など、DVDとOHPによる映像も交えて南ア社会運動の現状の一端をともに共有することで、遠い南アフリカの人々との連帯を考える夕べにしたいと思います。
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